
新しい『住み方改革』!?世界最大級のコリビングスペース、コレクティブのオールド・オークinロンドンを紹介!
ウォード 涼子
コワーキングよりコリビング?世界最大数のコワーキングスペースを誇るロンドンを拠点としている弊社では、その様々なサービス・特徴についてご紹介してきました(ロンドンのコーワーキングスペース6選!イギリスで急増中のコワーキングスペースとは) 。今回は、その一つであるコレクティブ(The Collective)が展開する、オールド・オーク(Old Oak)の『コリビング/co-living』という新サービスについてご紹介します。

『コリビング』とは?:単なる“シェアハウス”を超えたロンドンの新しい住み方
コリビングとは、一言で言うと「人同士の繋がりやコミュニティを重視した共有居住空間」と言えるでしょう。「共有居住空間」と聞くと、シェアハウスを想像される方も多いかと思いますが、コリビングはそれだけではなく、様々なファシリティーを兼ね備えたサービス化された居住空間を提供しています。
ホテルのように清掃やリネン交換サービスが提供され、個別の部屋は用意されているものの、キッチンやイベントスペース、コワーキングスペース、ジム、図書館、食事エリアなどを共有することができます。「住む」という日常的で当たり前な行為を通じ、ネットワーキングやクリエイティブなコラボレーションを可能にしようという考えがコリビングと言えます。
世界最大コリビングスペース「オールド・オーク」
ロンドン各地でコワーキングスペースを展開しているコレクティブ(The Collective)は、世界最大のコリビングスペースであるオールド・オーク(Old Oak)を運営しています。
オールド・オークは、ロンドン市内西部に位置し、10階建ての建物に546の部屋を有しています[1] 。 2018年5月14日現在で満室とのことで、人気度が伝わってきます。
コレクティブは、勢いのあるコワーキングスペースを、2018年末までにロンドン東部のストラットフォード(Stratford)とカナリー・ウォーフ(Canary Wharf)に新たにオープンする予定です。
コミュニティづくりを助ける、様々なファシリティー
オールド・オークでは、個人の部屋、バスルーム、キッチンの他に以下のようなファシリティーがあり、自分の『家』の一部のように自由に利用することができます。
レストラン・バー
オールド・オークの入居者以外も利用できるレストランもあり、入居者は通常価格の10%で利用することができます。ここをコワーキングスペースとして利用する人も少なくありません。

図書館
オールド・オーク内には複数のコワーキングスペースがありますが、その中でも静かな環境で集中したい人にはぴったりな図書館が用意されています。

スパ
マッサージ台やサウナも完備されたスペースを自由に利用することができます。

この他、シネマルーム、ランドリールーム、ゲームルームなども利用することができます。以下のように、常にたくさんのネットワーキングイベントが行われており、飽きることのないよう工夫されています。

利用料金に全込み!至れり尽くせりなサービス
オールド・オークでは、大きく分けて2つの料金設定があり、部屋の種類や契約期間によって異なります。また、「住む」ことに必要なことが隅々までサービス化されているのが、コリビングの特徴の一つです。 オールド・オークでは、大きく分けて2つの料金設定があり、部屋の種類や契約期間によって異なります。また、「住む」ことに必要なことが隅々までサービス化されているのが、コリビングの特徴の一つです。
オールド・オークでは以下のようなサービスを利用でき、基本的にすべて月額の家賃に含まれています。*



まとめ
コワーキングスペースの人気から派生し誕生した、コリビングという新しい「住み方」についてご紹介しました。ただ「住む」だけではなく、普段の生活をより便利に、かつクリエイティブにしたいといった観点から、若者を中心に、クリエイティブ系のプロフェッショナルや学生などが多く利用しています。ロンドンのような世界的大都市における、新しいコミュニティのありかたとしても注目されています。
弊社東京エスクでは、今回ご紹介したコレクティブのオールド・オークを含むコリビングスペース、コワーキングスペースの現地視察コーディネートのお手伝いを行っております。実際に足を運び体感して初めてわかることが多いといったお声を頂いております。
また、現地へ行くことが難しいという方にも、弊社による現地調査や担当者・エキスパートへのインタビュー調査等もご利用頂けます。ご興味のある方は、お気軽にご連絡下さい。