
【最新】ロンドン視察ツアー!失敗しない海外ビジネス視察とは?
野本 菜穂子
言わずと知れた、様々な歴史、文化、人が入り混じるイギリスの首都ロンドン。
ロンドン視察ツアーならではの多様性や日本文化との親和性は、他の世界の大都市にはなかなかない魅力です。
ロンドンのビジネス文化
ロンドンは、多くの大手グローバル企業が拠点をおいているだけでなく、新しい活動やイノヴェーションに精力的な都市です。多くのスタートアップがここで芽生え、世界レベルの企業に成長しています。
そんな都市に日本企業にどのようなビジネスチャンスがあるのかを探るには、実際に足を運び、街の雰囲気に直接触れることを強くおすすめします。
では、どのような場所にいくことで世界のイノベーションの最先端に触れることができるのでしょうか?現地でビジネス拠点をおく弊社からみた、ロンドンにビジネス視察に来る場合におすすめな見所や費用感をご紹介します。
オススメのロンドン視察ツアーのみどころ
コワーキングスペース
フリーランサーから起業家まで、新しい働き方を求めるプロフェッショナルが多くなってきているなか、コワーキングスペースは非常に注目を浴びています。一般的にはオフィスのような仕切りはなく、開放的で、イベントスペースやカフェがあります。
ロンドンは、世界最大数のコワーキングスペースを誇る街です。
そして、世界最大のコワーキングスペース企業、WeWork最大のマーケットの一つがロンドンです。ロンドン内に33拠点あり、8階建世界最大級のコワーキングスペースがロンドン・モーゲート(Moorgate)オフィスにあります。

WeWorkは、米ニューヨーク発のベンチャー企業で、東京にも2018年8月現時点で6拠点を展開するいわゆるユニコーン企業です。日本からは、ソフトバンクが2017年2月に総額30億ドル、8月に44億ドルを出資した現在一番注目されているコワーキングスペースです。
その他、特殊なコワーキングスペースとして注目を浴びているオフィスペースもたくさんあります。
たとえば、コワーキングスペースを通じた地域再生しているペッカム・レベルズ(Peckham Levels、詳しいブログ記事はこちら)。
また、「住む」という日常的で当たり前な行為を通じ、ネットワーキングやクリエイティブなコラボレーションを可能にすることをコンセプトとした「コリビング」を実現した、 コレクティブ(The Collective)が展開するオールド・オーク(Old Oak、詳しいブログ記事はこちら)。
見本市・サミット・ネットワーキングイベント
特にフィンテックを中心とするIT関係のベンチャー企業がイギリスで力をつけている今、ロンドンではスタートアップや中小企業向けに、大企業や投資家と出会える多くの国際イベントや見本市、グローバルサミットを開催しています。今年ロンドンで開催されるテック系イベント一覧はこちらよりご覧ください。
これらに合わせてロンドン視察を計画するのも非常に有効です。ブロックチェーン、AI、AR・VR(拡張現実・仮想現実)、Eコマースなど多岐にわたる分野のキーワードを巡って様々なイベントが開催されています。
ロンドンのフィンテック

歴史のあるロンドンの金融世界で、フィンテックは特に大きな発展を遂げています。
そんなロンドンのフィンテックの中で規模が大きいのは支払・決済に関わるサービスで、イギリスでは P2P(ピア・ツー・ピア)レンディングのFunding Circleや国際送金のTransferWiseが企業評価額 10 億ドル超の通称「ユニコーン企業」になっています。

この他にも、シリコンバレーにちなんでシリコンラウンダバウトとよばれるOld Streetに位置する環状道路を中心に、多くのフィンテックが集まります。(イギリスで注目のフィンテック企業リストはこちらをご覧ください)。
アクセラレーター・インキュベーター


スタートアップのハブ・ロンドンを中心に、EU離脱後とはいえ、スタートアップには心強いアクセラレーター・インキュベーターがイギリスには多くあります。
ビジネス・エネルギー・産業戦略省のレポート[1]によれば、2017年中旬の時点ですでに400以上のアクセラレーター・インキュベーターがイギリス国内にあります。
また、Telefonicaによれば、特にここ3年でアクセラレーターによるプログラムの数が110%伸び、どのヨーロッパの街よりも素早く発展しているという報告まであります(イギリスのアクセラレーター、インキュベーターについて詳しくはこちらをご覧ください)。
新しい事業をサポートしよう、という文化が根付いているおかげで、海外に広く展開し、多くの国と取引を行っている風土にも繋がっています。
世界トップレベルのインキュベーション施設として、ロンドンにはSeedcamp、Tech Stars、Barclays Acceleratorなどがあります。
ロンドン視察ツアーの費用感
個人手配の場合

気になる滞在費ですが、ホテルやAirbnbでは、一人部屋が大体一泊1万〜2万円で取ることができます。
渡航費はシーズンにもよりますが、10〜20万円で往復航空チケットが予約可能です。SkyscannerやExpediaなどの予約サイトでは、より安い航空路をオファーしています。
次に食費。ロンドンの外食は高いという評判がありますが、場所を選べばランチなら一食5〜12ポンド(700円〜1700円)で食べることができます。簡単なテイクアウトならスーパーやサンドイッチ・ケバブ屋さんなどなら、もっと安く買うことも。一方、夜の外食は東京より少し高く、20ポンド(2500円)前後はします。
ひと昔までは「イギリスの食事はまずい」という評判もありましたが、今では外食の食文化も変わりました。ロンドンには様々なバックグラウンドの人がいる街であるおかげで、様々な国の料理をおいしく食べられます。もちろん日本食も広く普及しており、テイクアウトから居酒屋、食堂やー流レストランまで様々な形でイギリスで和食を味わうことができます。

現地交通費としては、基本的には市内なら地下鉄は1回につき3.5ポンド(約500円)、バスは1回につき1.5ポンド(約200円)。
地下鉄(Underground tube)は、エリア(ゾーン)内の移動なら何駅乗っても一律価格です。1日乗り放題券を買うのも手ですが、それよりオイスターカード(Oyster Card)というIC乗車券が一般的です。しかもオイスターカード使用料金上限があり、8ポンド(1200円)まで乗ったらその日はいくらのっても無料です。東京都心でメトロやJRに乗り回るよりも、安いです。
ツアーコーディネートの場合
個人で手配されるのも良いと思いますが、弊社にてビジネス視察ツアーをサポートすることも可能です。
上記、個人での移動費、宿泊費などの必要経費に加えて、サポート費用が発生しますが、現地ならではの目線で、数多くのツアーをコーディネートしております。旅行代理店などで取り扱いはありますが、現地でビジネスをしているプロに直接セッティングしてもらう方が、効率が良く、貴重な時間を使った充実したツアーができます
例えば、現地の気になる企業や注目コワーキングスペースの視察、ご関心のあるサミットやネットワーキングイベントの紹介・同行も可能です。それぞれで、担当者や気になる方とのミーティングのセットアップも可能です。
その他、行政団体、政府関係機関、現地会計士、弁護士事務所の紹介・同行もさせていただいております。
まとめ
ラグビーW杯2019年、東京オリンピック2020と、日本開催の大規模の国際イベントが目白押しです。このように日本が注目を集めるなか、実際ロンドンを訪れ、世界最先端のビジネスカルチャーに触れることは、大変貴重な機会になります。
弊社ではこのようなヨーロッパ視察ツアーのコーディネーションとアテンドを行っております。旅行代理店などで取り扱いはありますが、現地でビジネスをしているプロに直接セッティングしてもらう方が、効率が良く、貴重な時間を使った充実したツアーができます
特定の企業や施設を訪れたい場合は、ニーズに合わせたカスタマイズを承りますので、こちらよりお気軽にお問い合わせください!