【モバイルバンキング】イギリスで人気のモバイル銀行アプリ6選!

今注目されているモバイル銀行とは?

モバイルバンキングとは、スマートフォンやタブレットなどの端末にダウンロードしたアプリを通じ利用できる銀行サービスのことです。

従来型の銀行も展開しているネットバンキングとも似ている部分はありますが、大きな違いは、このアプリの利用にあります。自宅で利用するパソコンと違い、普段当たり前に持ち歩くスマートフォンなどにダウンロードしたアプリを利用するため、いつでもどこでも残高照会、振り込み、送金などの手続きをすることが可能になっています。

利用登録もとても簡単になっているため、個人利用はもちろんのこと、中小規模のビジネスオーナーにとっても時間の短縮ができ嬉しいサービスと言えます。従来の銀行利用では、窓口へ出向き長い間待つ必要がありましたが、自分の手元のスマートフォンから簡単に操作できるため、煩雑な手続きから解放されます。また、送金、振り込みなどの取引が行われた瞬間に通知を受けることが出来たり、自分の消費傾向などを分析し知らせてくれる機能があったりと、タイムリーに且つカスタマイズされたかたちで自身の金銭管理を手助けしてくれるところも特徴と言えます。

従来型の銀行側からも、日々変化していく最新テクノロジーに反応しモバイルバンキングという新しいサービスに着手していくことで、新しい顧客を獲得できるとして注目されています。「効果的に顧客のニーズに応えている」「忙しい現代人のペースに合致したサービス」といった商品ブランディングやメッセージを伝えられる機会としても捉えられています。

今回は数あるモバイル銀行専用アプリの中でも、特にイギリスで人気なアプリ6つをご紹介します。

イギリスモバイル銀行アプリ一覧

モンゾー/Monzo

イギリスで最も人気なモバイル銀行といえば、モンゾー。銀行の煩雑な手続きと不透明な仕組みにうんざりしているミレニアル世代がこぞって支持するのが、ユーザー目線のサービスとシンプルなデザインが魅力のこのアプリ。対応も素早く、IDカードのコピーと個人情報をアプリで入力するだけで開設ができてしまう。自動で出費のカテゴリ分けをしてくれるスマートな家計簿機能もあり、このサービスのためだけに利用する人も少なくない。

現在60万人以上がモンゾーのデビットカードを利用。ビジネスインサイダーUKのランキングでも群を抜いて1位。ベンチャーキャピタルの投資金額が8,238万米ドルで、2017年の最終四半期においてはヨーロッパ全域で5位。以前はカード利用をするまでにウェイティングリスト(キャンセル待ちの名簿)に入る必要があったほどの人気ぶり。

長所

  • 与信調査なし。

  • イギリスの普通口座に関する全てのサービスが利用できる (給与受け取り、デビットカードでの支払い、銀行口座送金など)。

  • 取引ごとに即座に通知が来るため、従来型の銀行のように反映されるまで待つ必要がない。

  • ある特定の利用目的別に、預貯金を「ポット(Pots)」に分け、間違って支払うことを防ぐことができる。

  • モンゾーの口座がない人との間で送金、受取をしあうことができる。

  • マスターカード紛失の際に、アプリで簡単にアカウントをフリーズし、見つかった時にフリーズを解除し利用再開することができる。

  • マスターカードの為替レートが手ごろ、海外送金手数料が無料。

短所

  • 支店がないため、直接顔を合わせてサービスを受けたい人には向かない可能性。

  • 海外でのATM引き落とし(200ポンド以上)に関し3%の手数料がかかる。

  • ジョイントアカウント(複数の名義人で一つの口座を開設)を利用できない。

レボルート/Revolut

イギリスでの銀行口座解説の一番の難所、住所証明。これが不要で、しかもクレジットスコアの証明すら開設にいらない画期的なモバイル銀行、Revolut。

140か国以上と130以上の通貨での送金が無料でできるサービスを提供。単発の送金も、簡単にアプリをダウンロードするだけで可能に。送金時の通知や送金内容の分析情報を自動に算出してくれる。

18歳以上で、EEA (European Economic Area)に住んでおり(滞在先のビザが必要)、アプリ対応のスマートフォンを持っていれば誰でも開設できる。住所変更なども、アプリのサポートチャットボットで簡単にできるので、煩雑な銀行手続きを取っ払った先進的なアプリ。国際送金の利用が頻繁なユーザーにも嬉しいサービス。

「世界で総額5憶6千ポンド分の送金手数料を節約した」と自負している。顧客200万人以上、送金回数125百万回以上、総価値140憶ポンド。

長所

  • 25種類の通貨を自分の口座に入れておくことができる。

  • 両替えをすぐ行うことができる。

  • 海外に無料で送金できる。

  • 24時間のカスタマーサービス。

  • 口座とカード利用をコントロールできる、ユーザーフレンドリーなアプリ。

短所

  • マーケットが休みである週末は、為替レートに対し主な通貨には最大0.5%、その他の通貨には最大1%上乗せする。

  • カードが手元に届くまで最長9営業日かかる。

  • 手数料無料で引き落とせる額が月200ポンドと制限がある。

  • 支店がないため、直接顔を合わせてサービスを受けたい人には向かない可能性。

スターリング/Starling

2014年創立、2016年にイギリスで初めてのデジタルオンリーのビジネス用モバイルバンクとしてサービスを開始。そのほか、個人用口座、ジョイント口座を開くことができる。2016年初め時点で4800万ポンドの投資をうけている。

長所

  • アカウント設定から利用開始を20分以内に完了できる。

  • コンタクトレスで支払いができる銀行カードが1週間以内に届く。

  • 支払い記録をカテゴリー別に分けることができ、自分の消費傾向を把握しマネジメントできる。

  • 「ゴール」のタブが貯蓄を強調してくれる。

  • 「マーケットプレイス」では、他のフィンテック会社が手掛ける手ごろな価格の年金、抵当、保険サービスを受けることができる。

  • 安心・安全。

短所

  • 個人の普通口座以上のサービスがない。

  • 支店数が限られているため、直接顔を合わせてサービスを受けたい人には向かない可能性。

  • 超過利用額の設定を自分でできてしまう、コンタクトレスでないカード利用の選択肢がないため遣い過ぎを助長する恐れ。

  • スターリングが提供する普通口座のサービス以上のものが必要な場合、未だ従来型の銀行口座との併用が必要になってしまう。

マニーズ/Monese

Moneseは2015年9月にイギリスで初めての100%モバイルでの個人口座サービスを開始。ヨーロッパ内の居住者であれば、イギリスの住所や身分証明書がなくても、誰でも簡単にイギリスの口座を開くことができる。「2016年ヨーロピアン・フィンテック・アワード」を受賞するなどの功績。2017年時点で0.5憶分のユーザーによる取引が行われており、登録数は0.5百万以上。

長所

  • 速くて簡単な設定方法。

  • 電子取引明細書を請求でき、長さも選択できる。

  • 国内外の送金手数料無料。

  • デビットカード利用を選択できる。 為替レートが手ごろ。

  • ダイレクトデビット利用が無料。

  • イギリスとそれ以外のヨーロッパ口座両方を開設でき、切り替えもすぐに可能。

短所

  • 一部有料コンテンツの存在、追加ベネフィットを受けるためには月額4.95ポンドの支払いが必要。

  • 無料講座のデビットカードを受け取るのに4.95ポンドの支払いが必要。

  • 現金引き落としに1ポンドかかる。

  • ペイポイント/PayPointと郵便局での預金に手数料がかかる。

  • あらゆるニーズを満たすためには未だ従来型の銀行が必要となる。

アトム/Atom

2014年に創立されたAtomは、2016年に貯蓄ビジネスローン住宅ローンサービスの提供を開始。リテールでの預金額は総額14憶ポンド、小規模ビジネスへのローンと住宅ローンの総額は12憶ポンドに達している。2017~2018年の1年間で3400人の新規ユーザーを獲得。

長所

  • 30分以内に登録可能。 口座残額、金利などの表示。

  • 貯金額ごとに入手可能なリターン額の表示。

  • 個人口座開設。 貯金期間を選べる。

  • 抵当と預貯金口座サービスを提供。

  • 抵当に関する様々なブローカーから選べる。

  • しっかりしたセキュリティ。

短所

  • アプリのクラッシュが多数報告されている。

  • セキュリティ関連のサービスが何度も繰り返さなければ利用できないことがある。

  • 聞かれる個人情報の量が多い。

  • 銀行カードが発行されない。

  • 全面的な金銭管理にはまだ従来型の銀行が必用となる。

グリント/Glint

ロンドンを本拠地に活動するGlintは、現地通貨・外貨の取り扱いのみならず、「金」をモバイルバンキングで利用可能にしているというユニークな特徴があります。「世界で最も信頼されている金銭のかたちである”金”」を、だれでもいつでもアプリやカードを使って利用できるようにしたいという思いからこのようなサービスを開始。実際の金はスイスにある金庫に安全に保管され、購入した金の価値分、グリントのアプリを利用し消費していくことができます。2017年7月に開始されたクラウトキューブ/Growdcubeでのクラウドファンディングキャンペーンでは開始から数日で125万ポンドの当初の目標額をゆうに超えています。

長所

  • リーズナブルな手数料と利用制限。

  • 金の利用は国を選ばない。

  • コンタクトレスのデビットカードを利用可能。

  • シンプルで機能的なアプリデザイン。

  • 速くて簡単な登録方法。

  • 旅行に最適。

  • 安心・安全。

短所

  • アンドロイド不適応。

  • 金でもマーケットの変動に左右される。

  • 他社のモバイルバンキングのアプリに比べ、自分の金銭管理を手助けする機能が少ない。

  • ほとんどの金銭的ニーズを満たすためには未だ従来型の銀行が必要になる。

まとめ

目まぐるしい変化を遂げるモバイルバンキング事情。

今回はイギリス、ロンドンで注目されているものに絞って簡単にご紹介しました。従来の銀行サービスでは我慢することが当たり前だった煩雑な手続きや高額な手数料も嘘のように解決してくれているモバイルバンキングは、利用者の日々の選択や消費行動に変化をもたらしています。

ロンドンに拠点を置く弊社では、ロンドンを中心とした欧州での各業界の最新トレンドについてリサーチしています。今回ご紹介したモバイルバンキングを含むフィンテックや、IoTビジネスにも注力しています。ご興味ある方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。

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