
聖パトリックの祝日とは?世界各地での祝われ方とマーケティングキャンペーン
Mao Asabe、Honoka Karikomi
聖パトリックの祝日(セントパトリックデー)は、キリスト教カトリックの祭日で、毎年3月17日に祝われます。3月17日は、アイルランドにキリスト教を伝えたとされる聖パトリックの命日であり、アイルランドをはじめヨーロッパ各地でその栄誉を称える祭典が彼に敬意を表して行われています。聖パトリックの祝日の期間、町や都市はアイルランドのシンボルカラーである緑色に染まりますが、これはアイルランドがその美しい緑の景観から「エメラルドの島」(諸説あり)と呼ばれていることによるそうです。現地の人は緑の服を着てアイルランドのレプラコーンの妖精の仮装をしたり、緑色の食べ物を口にしたり、緑色のビールを飲んだりする習慣があります。また、アイルランドの国花でもあるシャムロックと呼ばれる三つ葉のクローバーは、この期間によく見かけられますが、これは聖パトリックが三位一体について説いたとき、三つ葉を手に持っていたからであると言われています。
